Webサイト制作会社様|AI検索対策・ポジショニング支援

Webサイト制作会社様|AI検索対策・ポジショニング支援
業種
専門サービス
支援期間
1年半
主要成果
AI検索経由のアクセス数:約3倍に増加/AI検索経由の問い合わせ:月0〜1件→月4件
1課題と背景
  • Web制作市場は競合が多く、「制作会社」「Web制作」などの一般的なカテゴリでは他社との差別化が難しい状態だった
  • 「ブランディングに強い」という明確な強みを持っていた一方、Webサイト上では表現が抽象的で、「なぜブランディングに強いのか」をユーザーにもAIにも十分に説明できていなかった
  • AI検索において「ブランディングに強い制作会社」「リブランディングに強い制作会社」などの比較・検討文脈で候補に入り、強みを理解したユーザーから問い合わせが入る状態を目指していた
2実施した施策
  • 既存顧客へのインタビューや商談時のヒアリングから、生成AIで実際に使われている質問を分析。「ブランディングに強い制作会社」など、AI上で想起されたいCEP・検索文脈を10〜15個に固定
  • 受賞歴、デザインアワード、導入企業数、大手企業の実績、成功事例、専門領域などを棚卸しし、「なぜブランディングに強いのか」を客観的なProofまで含めて言語化
  • サービスページ、FAQ、導入事例、コラム、プレスリリースなどを再設計し、AIが引用・比較しやすい一次情報を整備
  • 比較サイト、業界メディア、寄稿、インタビュー記事など第三者情報を強化し、自社発信以外からも専門性・実績を確認できる状態を構築
  • 定期的に生成AI上の言及状況をモニタリングし、推薦されない理由を分析しながら情報を継続的に改善
3効果
  • 「ブランディングに強い制作会社」「リブランディングに強い制作会社」などのAI検索で、会社名や独自の方法論が言及・推薦される頻度が増加
  • AI検索経由のアクセス数が約3倍に増加
  • AI検索経由の問い合わせが月0〜1件から月4件へ増加
  • 「ブランディング前提でお願いしたい」「要件定義から伴走してほしい」など、強みを理解した状態での問い合わせが増え、商談の質・受注率も改善

今回ご紹介するのは、Webサイト制作、広告運用、マーケティング支援を手がけるWebサイト制作会社様の事例です。

Web制作市場には数多くの制作会社が存在し、「Web制作会社」「ホームページ制作会社」といった一般的なカテゴリだけでは、価格や制作費の比較に陥りやすくなります。

同社も高いデザイン力や豊富な実績を持ち、ブランディングを強みとしていました。しかし、Webサイト上ではその強みが抽象的な表現にとどまり、「なぜブランディングに強いのか」「他の制作会社と何が違うのか」がユーザーにも生成AIにも十分に伝わっていませんでした。

そこでアムールでは、単に「Web制作会社」として露出を増やすのではなく、「ブランディングに強い制作会社」というポジションをGoogle・生成AIの双方で確立することを目的にAI検索対策を実施しました。

既存顧客へのインタビューから、ユーザーが実際に生成AIへ入力する質問を分析。想起されたい文脈を明確にしたうえで、受賞歴、導入実績、成功事例、専門性などのProofを整理し、自社サイトと第三者メディアの情報を一体で改善しました。

その結果、AI検索経由のアクセス数は約3倍に増加。問い合わせも月0〜1件から月4件へ増え、「ブランディング前提でお願いしたい」といった、強みを理解した状態での相談が増加しました。

本記事では、その取り組みについてご紹介します。

プロジェクト概要

項目内容
業種Webサイト制作・広告運用・マーケティング支援
体制約20名(業務委託含む)
売上規模年商約2億円
ご支援内容AI検索対策・ポジショニング設計・コンテンツ改善
目指したポジション「ブランディングに強い制作会社」
ご支援前の状況・Web制作市場の競合が多く差別化が難しい
・「ブランディングに強い」という表現が抽象的
・AIが推薦理由として利用できる実績
・事例等の情報が不足
プロジェクトのサマリ顧客インタビューをもとにAI上で想起されたい文脈を定義し、強みをProofまで含めて言語化。自社サイト・一次情報・第三者情報を改善し、「ブランディングに強い制作会社」としてのAI上の認知を強化

1. 競合の多いWeb制作市場で、「ブランディングに強い会社」として選ばれたい

― 今回、AI検索対策に取り組まれた背景を教えてください。

Webサイト制作会社様

Webサイト制作会社様

Web制作業界は非常に競合が多く、「Web制作会社」「ホームページ制作会社」などのキーワードだけでは、他社との差別化が難しいと感じていました。

弊社としては、単にWebサイトを制作するのではなく、企業やサービスのブランドを整理したうえでWebサイトへ落とし込むことを強みにしています。

ただ、その違いがお客様に十分伝わっていないという課題がありました。

― 「Web制作ができる」ではなく、「ブランディングに強い」という部分を認知してほしかったのですね。

Webサイト制作会社様

Webサイト制作会社様

そうですね。

以前は、価格や制作費の比較から商談が始まるケースも多く、初回商談で「私たちはどういう会社なのか」「一般的な制作会社と何が違うのか」というところから説明する必要がありました。

できれば問い合わせ前の段階で弊社の強みを理解していただき、ブランディングや上流設計も含めて相談したい企業様からお問い合わせいただける状態をつくりたいと考えていました。

2. 「ブランディングに強い」だけでは、ユーザーにもAIにも伝わらない

― 支援開始時には、どのような課題がありましたか。

アムール 沖野

アムール 沖野

一番大きかったのは、「ブランディングに強い」という方向性自体は明確なのに、その理由を説明する情報が不足していたことです。

「ブランディングに強い」「デザイン力が高い」とWebサイトに記載するだけであれば、多くの制作会社ができます。

ユーザーが比較するときも、生成AIが会社を推薦するときも、「なぜそう言えるのか」という根拠が必要です。

そこで、まず「ブランディングに強い」という言葉を分解しました。

たとえば、
・デザイン力が高い
・受賞歴・デザインアワードがある
・制作・支援実績が豊富
・大手企業への導入実績がある
・Web改善による具体的な成果がある
・特定業界への専門性がある
・独自の研究・調査を行っている

といった要素です。

こうした客観的な根拠=Proofまで整理することで、「ブランディングに強い」という抽象的な強みを、AIにもユーザーにも説明できる状態にしていきました。

3. 顧客のAI検索行動から、想起されたいCEPを10〜15個に固定

― AI検索対策では、最初に何から取り組んだのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

最初に行ったのは、AIにどのような質問をされたときに、この会社を思い出してほしいのかを決めることです。

私たちはこれを「AIに想起されたいCEP」として整理しています。

「Web制作会社」という大きなカテゴリだけを狙うと、競合企業が非常に多くなります。

そこで、
・ブランディングに強い制作会社
・リブランディングに強い制作会社
・ブランド戦略から相談できるWeb制作会社
・要件定義から伴走してくれる制作会社
・デザインに強いBtoBのWeb制作会社

など、実際のユーザーが生成AIに入力する可能性が高い文脈を10〜15個程度に絞りました。

― こうした質問はどのように決めたのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

推測だけで決めるのではなく、実際のお客様の声を使いました。

特に参考になったのが、ChatGPTなどの生成AIをきっかけに問い合わせをいただいたお客様です。

既存顧客へのインタビューや初回商談時のヒアリングを通じて、

「AIにどんな質問をしましたか」
「なぜこの会社が候補に入りましたか」
「何を比較しましたか」
「最終的に何が決め手になりましたか」

といった内容を確認しました。

実際のユーザー行動をもとにAI検索で狙う文脈を固定することで、単なる想像ではなく、受注につながる可能性のあるAI検索文脈から逆算して施策を設計しています。

4. 受賞歴・実績・成功事例から「なぜ強いのか」をProofまで言語化

― 狙う文脈を決めた後は、何をしたのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

次に行ったのが、「なぜブランディングに強いのか」を証明する情報の棚卸しです。

たとえば「デザインが強い」という特徴があるのであれば、
・デザイン関連の受賞歴
・デザインアワードの受賞実績
・実際の制作事例

などを整理します。

「実績が豊富」であれば、
・導入企業数
・大手企業への導入実績
・業界別の制作実績
・CVR改善などの具体的成果

といった数字や事例まで掘り下げます。

また、専門性についても、
・特定業界への知見
・独自の調査・研究レポート
・独自メソッドやフレームワーク

など、客観的に説明できる情報へ落とし込みました。

― なぜそこまで具体化する必要があるのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

生成AIが会社を比較・推薦するときに、理由を説明する必要があるからです。

たとえばユーザーが、

「ブランディングに強いWeb制作会社を教えて」

と質問した場合、AIとしても単に会社名だけを出すより、

「〇〇という実績があるため、ブランディングに強い」

と説明できる方が推薦しやすくなります。

そのため、強みを形容詞で終わらせず、AIが推薦理由として利用できるProofまでWeb上に出すことを重視しました。

5. 自社サイトと第三者メディアを整え、AIが推薦できる情報構造へ

― Proofを整理した後、Webサイトはどのように改善しましたか。

アムール 沖野

アムール 沖野

サービスページを中心に、サイト全体の情報設計を見直しました。

従来の「Web制作会社」という一般的な見せ方から、「ブランディングに強い制作会社」というポジショニングへ変更し、サイト全体でメッセージを統一しています。

さらに、
・サービスページ
・選ばれる理由
・導入事例
・業界別実績
・FAQ
・コラム
・顧客インタビュー
・調査・一次情報
・プレスリリース

などを整備し、AIが企業の特徴を理解しやすい状態にしました。

制作会社様だったため、構造化マークアップなどのテクニカルな対応についてもスムーズに実装できたことは強みでした。

― 自社サイト以外にも対策したのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

はい。

AI検索では、自社サイトだけではなく、第三者がその企業についてどのように評価・紹介しているかも重要です。

そこで、
・Web幹事などの制作会社比較メディア
・比較サイト
・業界メディア
・専門メディアへの寄稿
・取材・インタビュー記事
・セミナー・登壇内容
・制作実績を掲載できる外部サイト

など、自社以外の情報源も整備しました。

特に意識したのは、単純に会社名を露出させることではありません。

「ブランディング」「リブランディング」「ブランド戦略」「Web制作」といった狙っている文脈と、会社名・実績が一緒に語られる状態を増やしていきました。

― 一度対策すれば終わりなのでしょうか。

アムール 沖野

アムール 沖野

いいえ。

生成AIの回答は固定されているわけではないため、定期的にモニタリングする必要があります。

狙っている10〜15個の質問を継続的に調査し、

「自社が推薦されているか」
「競合のどこが推薦されているか」
「AIはどのような理由でその会社を選んでいるか」
「どの情報源を参照しているか」

を確認しました。

その結果から不足している情報を特定し、自社サイトや外部情報を追加・改善するPDCAを回しています。

6. AI経由アクセス約3倍。強みを理解した問い合わせが増加

― 取り組み後、どのような変化がありましたか。

Webサイト制作会社様

Webサイト制作会社様

「ブランディングに強い制作会社」「リブランディングに強い制作会社」といった質問で、生成AIから弊社の名前が挙がる機会が増えました。

AI検索経由のアクセス数も、取り組み前と比較して約3倍になっています。

問い合わせについても、以前は月0〜1件ほどだったAI検索経由の問い合わせが、月4件ほどまで増えました。

― 問い合わせの内容にも変化はありましたか。

Webサイト制作会社様

Webサイト制作会社様

そこが特に大きかったと思います。

以前は、価格や制作費の比較から始まる商談が多く、提案に入る前に弊社の特徴を説明する必要がありました。

現在は、

「ブランディング前提でお願いしたい」
「要件定義から伴走してほしい」
「ブランドを整理したうえでWebサイトを作りたい」

といった相談が増えています。

問い合わせの段階ですでに弊社の強みをある程度理解していただいているので、初回商談から本質的な相談に入りやすくなりました。

AI検索経由の商談は、他の経路と比べても受注率が高いと感じています。

アムール 沖野

アムール 沖野

今回の事例で重要なのは、単純にAI検索からの流入を増やしたことではありません。

「Web制作会社」として認知を広げるのではなく、「ブランディングに強い制作会社」という特定のポジションでAIに認識してもらったことです。

AI検索では、ユーザー自身が自分の課題や条件をかなり詳しく入力します。

そのため、企業側が「どんな会社なのか」「どんな課題に強いのか」「なぜ強いのか」をWeb上で明確にしておけば、AIが自社に適したユーザーとのマッチングを担ってくれます。

結果として、単なるアクセス増加ではなく、自社の強みを理解した見込み顧客との商談を増やすことにつながりました。

今回実施した施策

施策課題実施内容結果
オウンドメディア/ポジショニング設計「Web制作会社」という一般的な見せ方になっており、他社との違いが伝わらなかった顧客インタビューをもとに「ブランディングに強い制作会社」というポジションへ再設計し、サイト全体のメッセージを統一AI検索で「ブランディングに強い制作会社」としての言及が増加
オウンドメディア/一次情報・コンテンツ強化実績や選ばれる理由、事例など、AIが推薦理由として利用できる情報が不足導入事例、実績、選ばれる理由、FAQ、顧客インタビューなどを拡充し、AIが理解・引用しやすい情報構造へ改善AIが引用・比較できる一次情報が増加
アーンドメディア/第三者評価・専門性強化自社発信が中心で、客観的な評価や専門性を示す外部情報が不足比較サイト、業界メディア、寄稿、取材記事、セミナー・登壇などの外部露出を強化AIが参照できる第三者情報が増加し、信頼性が向上
シェアードメディア/SNS・情報発信SNS等を通じたブランド認知・専門性の継続発信が不足SNS・note等でブランディングに関する知見・事例・調査情報を継続的に発信AI・ユーザー双方との情報接点が増加
ペイドメディア/比較メディア掲載比較検討時に候補企業として認知される機会が少なかったWeb制作会社比較サイトや記事広告などに掲載し、比較・検討フェーズでの露出を強化比較検討段階での接触機会が増加

今回の施策のポイント

今回の対策で重視したのは、「Web制作会社として広く認知されること」ではなく、「どんな課題を持った企業に選ばれたいのか」を先に決めることでした。

具体的には、

  • AI経由で流入した既存顧客・商談相手へヒアリング
  • AIに想起されたいCEP・質問文脈を10〜15個に固定
  • 「ブランディングに強い理由」を受賞歴・実績・成功事例などのProofまで分解
  • サービスページ・事例・FAQ・一次情報を再設計
  • 比較サイト・業界メディア・寄稿など第三者情報を強化
  • 狙ったAI質問を継続的にモニタリングし、PDCAを実施

という順番で対策しました。

これにより、単に「AIに会社名を出してもらう」のではなく、「ブランディングに強いから、この会社がおすすめ」と推薦理由まで説明できる状態を目指しました。

成果まとめ

項目BeforeAfter
AI検索経由のアクセス数約3倍に増加
AI検索経由の問い合わせ月0〜1件月4件

さらに、

  • 「ブランディングに強い制作会社」でのAI言及・推薦が増加
  • 「リブランディングに強い制作会社」など、狙った文脈でも言及が増加
  • 「ブランディング前提でお願いしたい」など、強みを理解した問い合わせが増加
  • 価格比較から始まる商談ではなく、要件定義・ブランド戦略など本質的な相談から商談を開始できるケースが増加
  • AI検索経由の商談は受注率も高い傾向

という変化につながりました。

「何でもできる会社」から、AIにも顧客にも「〇〇に強い会社」と認識される企業へ。

アムール株式会社では、ChatGPT・Geminiなどの生成AI上で、自社がどのような会社として認識されているのかを調査し、AI上のポジショニング設計から、Webサイト・コンテンツ・第三者メディア・効果測定まで一気通貫でAI検索対策をご支援しています。

「自社の強みがAIに正しく伝わっているか知りたい」「競合ばかり推薦される理由を知りたい」「AI検索から自社の強みを理解した見込み顧客を獲得したい」といった企業様は、まずはAI検索診断についてご相談ください。

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